たそがれVYNIL 〜シスコのこととか
大型レコード店のひとつシスコが閉店とのこと。

新譜のレコードを買い始めた最初の頃(=10年以上前)、
通っていたのは渋谷のシスコのヒップホップ店と
マンハッタンのハウス店?だったような気がする。
その後、レコードバブル的な状況のおかげか
もっと狙いがピンポイントなお店も増えて
ホットワックスやマンハッタン、DMRのジャズ店とか
ギネス付近もワイワイしていたなあ。。
シスコで思い出深いのは、お店のマークの入ったレジ袋に
「鬼だまり」って書いてあったやつとかね。
そのあたりじゃないのかな、袋に広告が入ったり、
ちょっとデザインが工夫されたりしだしたのは。
「レコードを買いました」といやがおうにもアピールしてしまう、あの袋。
同じお店の袋を持った人と出会えば「あ、アナタも?」と
妙な親近感ですぐにでも友達になれそうな(実際は、ならん)
そんな時代さえありました。
あの袋を見ることが、少しずつ減っていくのかな。
それこそこの先、レコ袋を持った人を見たらもっと親近感わくでしょうね。
さかのぼれば、
そもそもこういう形でレコードが改めて流行したのは
CDもとっくに普及していたわりと最近のことで、
新譜レコードの世界はもともととっても小さかったはず。
12インチって、プロモ的意味合いの
ほんとうにDJしか持っていない内容であったり、
でも昨今はそれが真っ先に出回るのも
アーカイヴがしっかりしてるのもデータの方だったりするのよね。。
ごく最近レコードを買い始めた世代にとって
DJ機材がアップデートされた今、
CDやデータで買えるものとそっくり同じものを
わざわざアナログレコードで買うことに、疑問を覚えるのは無理もないのかも。
あと、
メディアとツールの変化以外のところでじつは、
職業DJではないけれど趣味でアナログ集めに熱狂していた世代
渋谷レコ村の隆盛をともに楽しんだ世代(around20年幅?)にも
家族ができたり、仕事が忙しくなったり、
彼らのライフスタイルが変わったことも大きいんじゃないかなと思うのね。
アナログレコードって、嗜好品でしょう。
それを明らかにおかしな量で買っていた世代がいたはずなのね。
女子大生(it was me.)にも二枚買いを「標準」と思わせた時代が。。。
当時、レコード店はいちばん潤っていたんじゃないかな。
なんか「熱く」なってましたよね、
その時点ですでにアナログレコードが時代と逆行していたこともあり、
思い入れが入っていて、そして、それは立派な流行でした。
後編につづく
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